保険の事>申込書を書いたからといって責任開始ではありません。

申込書を書いたからといって責任開始ではありません。

ある生命保険に加入しようと思った人が、担当者が持ってきた申込書に
名前等を書き込みました。
その時、第一回目の保険料の払い込みをしなけれなならなかったのですが
給料日前だったこともあって、5日後くらいに支払うと言う約束をして
申込みと審査だけを済ませました。

その２日後、そのお客様は自宅の階段から落ちて怪我をしてしまいました。
幸いなことに命には別状なかったのですが、腕を骨折してしまって
入院することになり、慌てて生命保険の担当者に電話をしたところ
入院給付金は出ませんと言われてしまったのです。

その時お客様は思い出しました。
そういえばあの時あの営業員は、「保険料をいただかないと保険の成立はしないから
その間何かあったら困りますよ」と言ったけれど
自分に限って怪我も病気も多分ないだろうから大丈夫だよと言ってしまったのです。

申込書を書いたからって保険の契約はまだ完璧ではないのです。
申込書と告知（審査）と入金（第一回目の保険料）が終わって初めて契約が
成立したことになるのです。

ですから保険の契約をする時は、かならず保険料の集金は今日よろしいですか？
って保険の営業員は言うのです。

しつこく保険料を払って下さいと言ってくれる営業員は親切なんです。
お客様の保険が成立するまでは、怪我や病気がないようにと思うわけです。

保険料は払ったけど、審査がまだ・・・っていうものダメです。
申込書・保険料・告知（審査）がそろって成立する訳ですから
保険に加入する場合は、気をつけましょう。
(条件は各保険会社に確認しましょう）